新電力会社と東京電力の2社を使い分けて電気を買うシュミレーション

太陽光発電


前々回の更新、新電力会社と東京電力の2社から電気を買うことはできるの?と前回の更新、新電力会社と東京電力、両方から電気を買うための電気工事で2016年4月からの電力自由化に伴い、電気を購入する電力会社は自由に選べ、さらにそれは一つの会社に絞る必要はないってことが分かりました。


これって実は電力自由化の裏技みたいなことになるのではないでしょうか?購入する電気会社を時間帯に合わせて通すメーターを切り替えることで最安の会社を複数使い分ける、または、配線を設定することで、昼間に電気を使うことが多いリビングは新電力会社から、深夜に電気を使う受験生の部屋、エコキュートは東京電力からなんてことも可能ということが分かりました。


さて、今回は本当にそれってお得になるかってことを検証してみましょう。安い電気を購入するのは良いですが、基本料金など他のコストがかさみ、結局のところのトータルコストがかかってしまうのでは意味がありません。



今の我が家の電気プランは東京電力の電化上手というオール電化住宅には非常にメリットの大きいプランです。このプランでは、


1kWhあたり
昼間時間(毎日午前10時から午後5時まで)は夏季(毎年7月1日から9月30日)38円63銭、その他の季節(毎年10月1日から翌年の6月30日)31円64銭
朝晩時間(毎日午前7時から午前10時までと毎日午後5時から午後11時まで)25円92銭
夜間時間(毎日午後11時から翌朝の午前7時まで)12円16銭


夜間時間の12円16銭が激安!この時間にエコキュートでお湯を作っておくことで電気代が大きく節約できる訳です。我が家ではタイマーを活用することで朝の7時までに洗濯もだいたい終わらせておくので節約効果は非常に高いです。こんな家庭はきっとたくさんあるのではないでしょうか?


さらにもうひとつのプランをシュミレーションしてみましょう。同じく東京電力の従量電灯B・C、このプランは
時間帯に応じて電力量料金単価を設定しておらず24時間一定料金、ひと月の使用電力量に応じて3段階の電力量料金単価を設定しています。


最初の120kWhまで19円43銭
120kWhをこえ300kWhまで25円91銭
上記超過は29円93銭


こうやって東京電力のプランを比較してみて分かることは、お得だと思っていた
電化上手のプランも実は昼間の時間帯はけっして安くないということです。むしろ、昼間の時間帯では24時間定額の従量電灯プランの方がお得です。


しかし、だからこそ、この割高な
朝晩時間帯だけ新電力会社から電気を購入できればコスパは相当に良くなりそうです。さらに太陽光発電ができる昼間の時間帯に新電力会社から電気を購入すれば現在の「余っている電力を売る」から「発電した電気すべてを売る」にすることができます。これは相当にメリットがありそうです。


ちなみに我が家の発電電気の買い取り価格は1kWhあたり42円、民主党政権下で導入された太陽光発電固定買取制度がいかに充実した金額であるかが分かります。同じ量の電気でも売電価格の方が高いため全部売ってしまい、全部買ってしまった方がお得となります。


現行制度の場合、余った電気だけが売れるので、発電した電気と使う電気が同じであれば購入も売電もゼロ、作った電気を自宅で全部使うことになります。でも、購入を新電力会社、売電を東京電力とした場合は同じ量の電気を発電し使った場合でも買い取り価格が高い差の分だけお得になる訳です。これはオイシイ!


では2016年の東京電力からの明細書を見てシュミレーションしてみましょう。東京電力が提供しているでんき家計簿というサービスを使うことで簡単にシュミレーションすることができました。



我が家の2016年の年間電気使用明細は

昼間(10-17)は481kWh
朝晩(7-10,17-23)は2887kWh
夜間(23-7)は3359kWh

支払い合計金額は155011円でした。こうやって見てみると太陽光発電が非常によく効いていて昼間の電気が高い時間帯にあまり電気を買っていないことが分かります。では、仮にこの昼間の電気を東京電力から購入しなければどうなるのでしょうか?この時間帯は夏季とその他の季節で料金がかかるので間を取って1KWhあたり35円で計算してみます。

481kWh×35円=16835円

これを新電力会社から購入した場合はどうなるでしょうか?新電力会社は各社競争を繰り広げているので価格はまだ下がりそうですが、1kWhあたり24円程度で購入できそうです。

481kWh×24円=11544円

1年で5291円お得となります。さらにセット割などの特典が得られます。しかし、新電力会社にも毎月の基本料金がかかることを考えるとメリットはほぼない、むしろ割高になってしまいそうです。


ただし、太陽光発電システムを導入している家に関しては有り余るメリットがあります。昼間の太陽光発電が稼働している時間帯、発電したすべての電気を売った場合、どうなるかをシュミレーションしてみました。


2016年、我が家の太陽光発電システムが発電した電気量は4623kWhでした。買い取り価格は42円ですので、

4623kWh×42円=194166円

年間の電気購入価格を上回ってしまいます。昼間の時間帯はすべての電気を新電力会社から購入する訳ですから、支払い価格は今よりも大きくなってしまいますが、昼間の時間帯は新電力会社から購入する方が安い訳ですから基本料金を2社に払わなければならないというデメリットよりも大きなメリットが得られそうです。


さて、となると、後は東京電力と新電力会社、2社から電気を購入する場合の準備、電気配線工事にどの程度のコストがかかるかということになります。

 


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    新電力会社と東京電力、両方から電気を買うための電気工事



    前回の記事、新電力会社と東京電力の2社から電気を買うことってできるの?という記事で配線を分けることで複数の会社から電気を購入することはできることが分かりました。


    深夜にお湯を作りたいエコキュートはこれまでとおりの東京電力の電化上手プランで、昼間に電気を使うことが多いリビングのテレビやエアコンは東京電力よりも安い価格で提供してくれる新電力会社から購入、こんなことができればトータルコストが落とせるのではないでしょうか?


    現在、当然、購入用の電気メーターはひとつです。家のあらゆる電気機器への配線はこのメーターがカウントし東京電力からのみ電気を購入しています。


    この配線を分ける工事が必要となります。まず家を建てた工務店に問い合わせてみました。


    設計士さんの回答は、技術的に可能。各部屋、各電化製品に繋がる配線は分電盤につながっているため、これを設定し直すことで各コンセントに行く電気を会社で使い分けることはできるそうです。ただ、配線を設定しなおすとなると壁を剥がすなどけっこう大がかりの工事となってしまうこともあり得るとのことでした。


    費用はどの程度の工事が必要かは建築士である自分には分からないので、電気設備の専門家に相談するのが良いでしょうと我が家の電気配線を担当した電気設備会社さんを紹介してくれました。





    紹介された電気設備屋さんに問い合わせてみると、配線工事を行うことで複数社から電気を購入することは可能。配線工事は現場を見てみないことには分からないので出張させてもらい見積もりを出させてもらわないことには金額はまったく分からないとのことでした。


    さらに電気設備屋さんから面白い話が聞けました。


    技術的には時間帯によって購入する電気会社を選ぶことも可能だそうです。分電盤や配線を設定しなおすとなると工事が大がかりになり費用もかさんでしまう可能性がありますが、時間帯によって購入する電気のメーターを切り替えることも可能なのだそうです。こっちの方が現実的なのでは?とのことでした。


    ということは、


    1.昼間に電気を使う部屋には価格の安い新電力会社から、深夜に電気を使うエコキュートには東京電力からと電気配線を分けることで新電力会社と東京電力、両方から電気を買うことは可能。

    2.時間帯によって購入する電気メーターを切り替えることで、昼間は新電力会社から、夜は東京電力から電気を購入するなんてことも可能。


    ということになります。これは検討の余地が大いにありそうです。我が家の場合、太陽光発電システムも導入しているので、昼間は発電し余った電気は東京電力に破格の値段で買い取ってもらっています。


    この制度はあくまで余った電気を購入してもらえるので、もし、昼間は新電力会社から買うことができれば、発電した電気を全部、東京電力に買ってもらえるとなるとコスパは相当に良くなりそうです。


     


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      新電力会社と東京電力の2社から電気を買うことはできるの?



      前回の更新、auでんきに問い合わせてみたで新電力会社はまだ電化上手など時間帯によって電気の値段が変わるプランに対応していないという記事を書きました。オール電化住宅の我が家では新電力の恩恵にはあずかれないとがっかりしていたのですが…待てよ。


      2016年1月現在、東京電力など既存の電力会社からしか電気は買えない訳ですが、2016年4月以降は好きな電力会社を選んで電気を購入できる。ただ、うちの場合、深夜にお湯を作るエコキュートを稼働させることを考えると深夜電力の安い東京電力の電化上手のプランが最も安くなってしまう。


      …深夜だけ東京電力から買ったら良いのでは?

      電力会社を選ぶことができる→それって1社だけ選ぶことができるってこと?2社3社選んじゃダメなの?

      朝はA社、昼はB社、深夜は東京電力、こんな買い方はできるの?


      昼間は東京電力より安い価格で購入できる新電力会社から購入、深夜はこれまでとおり東京電力から電気を購入する、こんなことができるのでしょうか?早速、前回も問い合わせたauでんきに問い合わせてみました。


      auでんきの回答は、問題なし!現在、取り付けられている東京電力のメーターに追加する形でauでんきのメーターをつけることは可能なのだそうです。ただ、東京電力が容認しているかどうかは分からないとのこと。


      なるほど、では、東京電力はどうでしょうか?


      問い合わせてみると、4月からの新電力は購入する会社を選べるもので時間帯によって電力会社を選択することは想定していないという玉虫色の回答でした。


      東京電力としては深夜だけの格安の時間帯だけ電力を購入されたら困ってしまうというのが実情なのでしょうか?


      ただ、面白い話も聞けました。同じ敷地内で複数のメーターが付いていることはあるのだそうです。例えば、2世帯住宅、1階の親世帯の家のメーター、2階の子世帯のメーターを分けて使っているなどです。この場合、1階と2階で別世帯扱い契約者も別となり、プランが異なることもあるのだそうです。


      昼間に家にいるシニア世代は昼間に安いプラン、昼間は仕事に出かけている子世代は夜に安いプランなど使い分けられなければ2世帯住宅のメリットはないですものね。


      マンションやアパートは同一敷地でも部屋ごとに契約者は異なります。これからは101号室は東京電力。102号室はauでんき、103号室はソフトバンクでんきなんてこともある訳です。


      と言うことは、例えば、1つの家でも配線によって2社と契約することは可能か?例えば、深夜電力を使いたいエコキュートは東京電力の電化上手で、昼間に使うリビングのテレビやエアコンは新電力会社から、そんなことは可能なのでしょうか?東京電力の回答は…可能なのだそうです。


      ただ、その場合、各部屋、電化製品につながるコンセント、分電盤を分けるなど電気工事が必要になるとのことでした。電気設備士さんを手配し、配線を引き直すなどの工事が必要となるのだそうです。それがいくらかかるのかは分からないとのことでした。


      ということは、契約料や基本料金などがあるので総コストとして安くなるかは分かりませんが、1つの家でも配線を分けることで複数の会社から電気を購入することは可能ということです。


      昼間に電気を使うリビングに供給する電気配線は新電力会社から購入、深夜に電気を使うエコキュート、いつも朝7時までに動かしている洗濯機に配線はこれまでとおり東京電力の電化上手で、こんなことが可能なら電気代を節約できるのではないでしょうか?


       


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        auでんきに問い合わせてみた

        新電力



        2016年4月より始まる電力自由化、新しい電力会社と既存の電力会社の顧客獲得競争も次第に激化していきそうです。我が家も少しでも安く電気を購入したいと色々調べてみました。

        今回、検討、問い合わせをしてみたのは「auでんき」です。我が家は家族みんなで5台の携帯電話を契約しています。auから電気を購入することで生活のトータルコストが少しでも安くなったら良いなぁ〜。

        我が家は現在、東京電力の「電化上手」というプランに加入しています。このプランは23時から翌7時までは電気料金が格安になるプランです。オール電化住宅でかつエコキュートを使っている家庭には非常におすすめのプランです。

        このプランで検討した結果…結局、東京電力は一番安かった…。2005年12月末現在、様々な新電力会社が様々なプランを出していますが、電化上手に対応するような、深夜に激安なプランはまだ出ていないようです。原発で発電している会社だからのプランなのでしょうか…。

        auでんきに問い合わせたところ、2015年12月末現在、比較検討できるのは東京電力の従量電灯BCと言われる、24時間同じ金額で販売されるプランのみなのだそうです。ただ、このような問い合わせは非常に多いとのことでした。

        また「auでんきでは太陽光発電で発電した電気は買ってくれないの?」という問い合わせも非常に多いとのこと。これから様々な新電力会社から様々な電力プランが出てくる中、東京電力の電化上手に対抗するようなプランがでる可能性もあるかとは思いますが、今はまだ分からない…との玉虫色の回答がありました。

        …ということで、2015年12月末現在、オール電化住宅に住んで電化上手やその他、時間帯によって電気代が変わっているような家庭の方は、新電力に飛びつくのはまだ待った方が良さそうです。
         


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